『やさしさあふれるまちづくり』

ハンディキャップを持つ人々も、ハンディキャップを持たない人々も共にいきいきのびのび暮らしていける理想の社会環境を「すぎのこ村」と名付け、その実現をめざしています。
「お互いを思いやるやさしさ」=「心のスロープ」が、全ての人々の心の中に広く、大きく、なだらかに広がっていって、やさしさに溢れた街になること願っています。
やさしさ溢れる街づくり…すぎのこ村から周りの人々の心に向けて発信し続けるテーマです。



―「その人にとってどうなのか?」をすべての原点に―


1、広げよう!「心のスロープ」を

「心のスロープ」とは「お互いを思いやるやさしさ」であり、支援をする・介護をするといった障がい者に対する直接的な「福祉」だけではなく、人間として当然に行う声かけや思いやりも含めた行動が「心のスロープ」です。例えば、「私にできることがありますか」という言葉があります。これは恩着せがましくなく、親切の押し売りでもなく、ごく普通の「お互い様の気持ち」が滲み出た言葉です。小さくても自分にできることを積み重ねて行くことで、そのやさしさが周りに広がり、社会全体を良くすることができるのです。

2、支えよう!「ハンディキャップがある人」を

ハンディキャップがある人のニーズを知り、理解し、何が出来るか、「その人にとってどうなのか」を第一に考えて行動します。

3、創ろう!「よりよいサービス」を

今あるサービスですべての問題が解決できるとは限りません。本当に必要なもの、その人にとって家族にとって本当に必要なことを見極めます。もし公的なサービスが無いのであれば、法人独自のサービスの立ち上げも可能かもしれません。現在の福祉制度にとらわれず、必要なサービス、よりよいサービスを考えていきます。

4、目指そう!「理にかなった運営」を

社会福祉法人や施設を運営するには、限られた条件の中で、常に最大・最善の方法を考え実践していくことが必要です。お金を無駄なく有意義に使うことができれば、より良いサービスに繋がりますので、適切な予算管理を行うよう努力をします。



1、すべてのニーズをとりあげよう

すぎのこ村の利用者や地域で困っている人のニーズ(希望)は、心の中に持っていても声を上げられない、諦めている、伝える手段を知らないなどの理由で、我々の元に届けられない場合が多くあります。
ニーズが聞こえてくるのを待つのではなく、こちらからとりあげ、聞き出す姿勢を持ち、ニーズを伝えられない利用者の代弁者として行政等に思いを届ける役割があることも認識して行動します。

2、その人らしく生きることをサポートしよう

すぎのこ村の利用者は障がい者です。すぎのこ村の職員の仕事は、障がい者のサポートだけではありません。障がいを持った利用者がその人らしく生きることのサポートが仕事です。障がいも利用者の個性を構成する一要素です。その個性も踏まえた上で、その人らしく生きるサポートを行うためには、「利用者本位」という考えが欠かせません。そして「利用者本位」を実践するには、利用者の話をよく聞き、その後は本人の意思に寄り添うことが大切です。そして目の不自由な人の目となり、耳の不自由な人の耳となり、言葉の不自由な人の言葉となり、手足の不自由な人の手足となり、一緒に支えあう心を常に忘れないよう取り組んでいきます。

3、いつも「心」のそばに、「命」のそばにいよう

人にはそれぞれ寿命があります。深く意識せずに生きていれば忘れてしまいがちですが、利用者の中には、今こうしている間にも命を削りながら生きている人もいるかもしれません。
無限に時間があると思ってしまうと、なんとなく人のそばにいることになります。ですから真剣に相手の「心」や「命」に向き合うことを忘れません。

4、人と、人として向き合おう

毎日利用者と接していると、利用者を「障がい者」という枠にはめて物事を考えてしまいかねません。利用者も職員と同じ「人」であり、たまたま個性の一つとして「障がいがある」にすぎません。足が速い人も遅い人も、勉強の得意な人も不得意な人も個性です。
利用者を「障がい名や程度、病名、症状」から判断することは仕事の上で大切なことですが、あくまで個性の一つを見ているにすぎません。利用者には「障がい」以外にもたくさんの個性があり、そこに目を向けることこそが「人」として向き合うことにつながります。

5、物より心を大切にしよう

どんなに立派な設備や備品を持った施設であっても、人間は満足できません。反対にいろんなものが無く不自由であっても幸せを感じられることも多くあります。お金を注ぎ込んで買った豪華な贈り物も、質素でもその人が心をこめて自分の手で作った物には及ばないといった経験があるのではないでしょうか。大切にしたいのは、人としてのつながりや信頼感・安心感・一体感です。